アドバンス・コース検査メニュー
標準的なアンチエイジング項目をすべて網羅したコース
問診
体の症状、こころの症状や既往症に加え、運動、喫煙、飲食などについての問診
計測
- 身長・体重
- BMI (BodyMass Index)体格指数で、22が最も長寿。体重 (kg) ÷ 身長 (m)2 で計算します。
- 体脂肪率最適値は、男性20%以下、女性25%以下です。
- 血圧・脈拍・呼吸数WHO (世界保健機構) 基準値、血圧:140/90 mmHg未満、脈拍:60~ 80回/分
- 体温
- 胸囲・腹囲・腰囲臍上部で測定します。
- 上腕・大腿周囲長
- 握力
- 片足立ち時間
片足で1分間立ち、足の筋力やバランス感覚の衰えを判定します。
- スクワット時間
いすの座り立ちを30秒間行い、足の筋力の衰えを判定します。
体組成計測
筋肉量や内蔵脂肪のレベルがわかります。
MC-FAN 血流測定
血液の流動性を測定します。血液がサラサラなのか、ドロドロなのかを、モニター上の画面や数値で確認できます。
骨量測定
骨量を測定することによって、骨粗鬆症と骨の老化度を判定します。
胸椎・腰椎のレントゲン側面写真
脊骨の変形・老化度を判定します。
一般検尿
- 尿糖
陽性であれば糖尿病が疑われます。
- 尿蛋白
陽性であれば腎臓疾患が疑われます。
一般検血
- 白血球
白血球は血液中で細菌を殺したり、免疫に役立っています。増加の場合は、感染や炎症が考えられます。
- 赤血球
末梢血液中の赤血球の増減を調べ、多い場合は多血症や血液濃縮(脱水など)、少ない時は貧血や出血が考えられます。
- 血色素(ヘモグロビン)
ヘモグロビン (Hb) は赤血球の中に含まれ、酸素を運搬する働きをしています。
- ヘマトクリット
血液中に占める血球 (赤血球、白血球など) の割合を示します。貧血があると低下します。
- 血小板
血小板の数から出血傾向、止血機能を調べることができます。
糖代謝検査
- 血糖
血糖値が高くなると糖尿病が疑われ、110mg/dl を超えると境界型と診
断されます。
- HbA1C
血糖が高い状態が続くと、ヘモグロビンなどの蛋白にブドウ糖が結合し、その割合が増えます。この値 (割合) を測定すれば、過去4~8週間の血糖異常を見ることができ、血糖が上手にコントロールされているかを判定できます。
- インスリン
膵臓で作られる血糖を下げるホルモンです。最適値は5以下です。
- レプチン
インスリン抵抗性をあげるホルモンで、肥満状態がわかります。
脂質検査
- 総コレステロール
コレステロールは細胞膜を構成したり、脂肪の腸内での消化に役立つ胆汁酸などの原料になる物質で、身体にとって必要なものです。しかし、余分に取ると動脈の壁の中に沈着し、動脈硬化を起こします。
- HDLコレステロール
HDLコレステロールは、動脈壁に沈着したコレステロールを、再び血液中に洗い流す作用があり、善玉コレステロールと呼ばれています。
- LDLコレステロール
悪玉コレステロールと呼ばれ、増加すると動脈硬化の原因となります。
- 中性脂肪
肥満、脂肪肝、アルコール過飲で高値になり、動脈硬化を促進します。
- リポプロテイン(a)
高脂血症の診断や治療方針の指標となります。
腎機能検査
- クレアチニン
腎臓の排尿機能の指標になります。
- 尿酸
高値の場合は、痛風や腎機能障害が考えられます。
- 尿素窒素
腎機能の指標になります。
- 尿中アルブミン
腎臓の排尿機能の指標になります。また、糖尿病性腎症の早期診断や進行を予測します。
肝機能検査
- 総蛋白
血液中の蛋白質です。
- ALP
肝臓・胆管・骨・小腸などに広く分布し、これらの臓器の発育や障害により上昇します。
- 総ビリルビン
黄疸の指標になります。
- GOT
心臓・肝臓・筋肉・腎臓などの細胞に含まれる酵素です。炎症などで細胞が壊れると上昇します。肝炎や心筋梗塞などで高値になります。
- GPT
肝臓異常の時に、特に高い値を示す酵素です。肝炎や脂肪肝のときに高くなります。
- γ-GTP
肝臓などの細胞膜にある酵素で、アルコールや様々な肝臓の病気で上昇します。
- LDH
ほとんどの臓器の細胞にあり、この酵素活性が上昇しているのは、何らかの臓器に損傷があることを示します。
- 血清アミラーゼ
膵臓が壊れると上昇する酵素です。慢性膵炎や急性膵炎で上昇します。また、耳下腺にも含まれ、耳下腺炎でも上昇します。
ホルモン検査
- DHEA - S
年齢と共に低下する副腎皮質ホルモン。ホルモンの源になるホルモン
で、特に、女性ホルモン・男性ホルモンが作られます。
- IGF - I
年齢と共に低下する成長ホルモン様物質
- コルチゾール
副腎で作られるホルモンです。ストレス・ホルモンとも言われ、ストレ
スが多いと増加します。
- エストラジオール(E2)
卵巣で生成される女性ホルモンです。閉経後女性ホルモンが低下しま
す。女性の方のみ測定
- フリー・テストステロン
精巣で生成される男性ホルモンです。男性の方のみ測定
- テストステロン
精巣で生成される男性ホルモンですが、女性でも男性の1/20レベルで存在し、筋肉を作る働きをしています。女性の方のみ測定
- TSH
甲状腺刺激ホルモンです。高値で甲状腺機能低下症、低値で機能亢進症です。
酸化ストレス検査
- 尿中8 - OHdG
細胞のDNAが酸化・損傷されると、尿中に8 - OHdGとなって出てきます。この値を測定することで、体のサビ度(酸化度)がわかります。
- 血中ラジカル生成能
フリー・ラジカルなど酸化を促進する、生体内活性酸素種の生成能を測定します。
動脈硬化検査
- 高感度CRP
炎症反応。動脈硬化を慢性の炎症過程と考えた場合の指標
- 総ホモシステイン
動脈硬化促進因子です。高値で、動脈硬化が進んでいると考えられます。
骨粗鬆症マーカー
- 尿中NTX
骨粗鬆症マーカー(骨破壊マーカー)です。35以上で、骨粗鬆症の心配があります。
- オステオカルシン
骨粗鬆症マーカー(骨形成マーカー)です。
腫瘍マーカー
- PSA
前立腺癌の腫瘍マーカー。男性の方のみ測定
- 抗P53抗体
自己抗体を測定する新しい腫瘍マーカーで、食道がん・大腸がん・乳がんの早期診断が可能
- CA125
卵巣癌の腫瘍マーカー。女性の方のみ測定
微量金属検査
- 亜鉛
約300種類もの酵素に関与し、たんぱく質の合成や免疫システム、ホルモンの分泌などを助けます。
- 鉄
血液中の鉄分は酸素と結びつき、体内に酸素を運びます。
- マグネシウム
体の機能を維持するのに欠かせないミネラルです。
- 銅
鉄と組んで血液中の赤血球を作る働きがあります。
ビタミン検査
- ビタミンA
目と網膜、皮膚の健康のためのビタミンです。
- ビタミンC
抗ストレス、抗酸化、抗がんなどの作用があります。
- ビタミンE
細胞の酸化を抑え、血液の流れを良くします。
- ビタミンB6
成長を促進し、脂質の代謝を高めます
- ビタミンB12
蛋白質・脂肪・炭水化物の代謝に関係します。
- 葉酸
ビタミンB12と協力して赤血球を作ります。
- β- カロテン
主に緑黄色野菜などの植物性食品に含まれており、体内でビタミンAに変換されます。