あなたのサプリメントの摂り方は適切ですか？

米国では、アンチ・エイジングの強力なツールとして、サプリメントが用いられ、90％の医師が、50％の患者さんに、ビタミン、ミネラル、ハーブなどの摂取を勧めています。ファースト・フードの一般化、野菜の栄養価の激減などを背景に、身体にとって必要なビタミン、ミネラルが不足しているということが、わかってきたからです。

一方、日本でも多くのサプリメントが出まわっています。しかし、米国とは違って、日本ではサプリメントは食品とされているために、国の審査はなく、どんなものでもサプリメントと名前をつけて売ることができます。成分や量などの記載内容が実際と異なるものも少なくありません。また、適切な量をとることが大切なのですが、不十分なものも多いのです。有害物質が製造工程で混じってることもあり、副作用がないとはいえません。

当院の患者さんの40％は、なんらかのサプリメントをのんでいます。しかし、「知人にすすめられたから」あるいは「テレビのコマーシャルを見て」、というような理由でのんでいる方がほとんどで、その選び方は科学的根拠に乏しいものです。しかし、適切にサプリメントを摂取することは健康維持に欠かせない時代となってきました。

このような現実をふまえ、当院では正しく適切なサプリメントのとり方について、ご理解いただけるように努力しております。

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（担当：藤井、古川、佐藤）