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アンチエイジング情報TIPS
アンチエイジング情報TIPS
2013.07.29
「安価ならそれで満足ですか?」当クリニックでは氾濫するサプリメントの危険性について、日頃より悩んでいました。どうしてこんなに安いのだろう?含有量が少なすぎないか・・・などです。
私たちがサプリメントを摂る場合、当然目的とする成分があります。しかし製品パッケージを見てみると、その目的成分よりも他の成分の方が多く含まれていることがよくあります。
これは粒を固めるたの成分、賦形材(ふけいざい)といい、時には粒全体の8〜9割を占めることになります。健康のために毎日飲むものだからこそ、このような不必要な成分は極力摂取すべきではありません。最小限かつ安全な賦形材を使用したサプリメントを選びましょう。
効果が見られた治療データをもとに割り出した十分量の目的成分を摂取できるかが重要です。例えば、コエンザイムQ10は1日当たり100mg、ルテインなら15mg以上といわれています。目的の摂取量を摂るために、無駄に多い粒数を飲まなければならない製品も避けるのが賢明でしょう。
目的成分は体に吸収されなければ意味がありません。そしてこの体内への吸収率は粒の形状、配合されているその他の成分によって変化します。ですから、きちんと吸収にこだわった製品を選ぶ必要があります。
患者さんによって必要な栄養素は異なります。ですから、サプリメントは目的成分以外はできるだけシンプルな処方のものを選ぶといいでしょう。薬との飲み合わせをきにする必要がなくなります。
2013.05分子生理化学研究所提供