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高濃度ビタミンC点滴療法について
2024.03改訂
当クリニックでは2010年よりアンチエイジングのために高濃度ビタミンC点滴を提供しています。
ビタミンCはコラーゲンの合成に不可欠のビタミンです。ビタミンCの欠乏は、昔は壊血病などで知られていました。人や猿は自分の体内でビタミンCを作ることはできません。このために食物からビタミンCを摂る必要があります。
費用について

1970年代、2度もノーベル賞を受賞したポーリング博士は、ビタミンCの摂取は風邪やガンの予防に有効であると説きました。その後、この説は学会で無視されるような状況に陥りましたが、2005年、アメリカ国立衛生研究所は、ビタミンC高濃度点滴でがん細胞が死滅するメカニズムを発表しました。このことによって再びビタミンC高濃度点滴は注目を浴びるようになりました。
当クリニックでは、以下のような目的で高濃度ビタミンC点滴を行います。
- コラーゲンの増量や修復効果による美容
- 強力な抗酸化作用(体のサビ止め)によるアンチエイジング
- 免疫力の強化
- 感染の予防
- 組織の循環、代謝改善による疲労回復
- がんの補完治療
点滴療法には副作用はほとんどなく、アンチエイジングあるいは予防医学に関心のある人たちに推奨できる療法です。詳細についてはお訪ね下さい。
ビタミンC点滴を受けるにあたって注意事項など
高濃度ビタミンC点滴療法の費用(税込)
初診時
当クリニックに初診された場合は、健康状態の把握のために必要最小限の検査をさせていただきます。半年以内にドックや検診を受けられている場合は、そのデータを見せて頂き、健康状態を判断します。不足があれば、追加して検査させて頂きます。
診察料 | (診察時間15分以内) | 10,000円 | |
検査料 | 採血・検尿 | 11,000円 | |
G6PD活性測定(必ずします)定性 | 9,680円 | ||
(この活性がない場合は貧血をきたす可能性がありますので、ビタミンC点滴はできません) | |||
心電図(必要なら) | (3,300円) | ||
胸部写真(正面)(必要なら) | (4,200円) | ||
合計 | 30,680円(〜38,180円) |
再診時
再診料 | 3,300円 | |||||||
(必要に応じて医師と5分ほど面談します。その際にかかります。点滴のみの場合は再診料はかかりません。) | ||||||||
ビタミンC点滴料 | ||||||||
12.5g | 7,800円 | |||||||
25g | 9,800円 | |||||||
50g | 15,000円 | |||||||
75g | 22,000円 | |||||||
検査料(はじめの3回は毎回、その後は月に1回) | ||||||||
血清ビタミンC、カルシウム測定 | 3,850円 | |||||||
合計 | 12.5g | 25g | 50g | 75g | ||||
①点滴のみ | 7,800円 | 9,800円 | 15,000円 | 22,000円 | ||||
②点滴+検査(VC+Ca) | 11,650円 | 13,650円 | 18,850円 | 25,850円 | ||||
③①+面談 | 11,100円 | 13,100円 | 18,300円 | 25,300円 | ||||
④②+面談 | 14,950円 | 16,950円 | 22,150円 | 29,150円 | ||||
※当クリニックに通院中の方で、健康状態が把握されている場合は、
- G6PD活性測定をしていただき
- 結果が問題なければ、再診時から点滴いたします。
したがって、初診時の診察、検査は基本的にありません。

ビタミンC点滴を受けるにあたって注意事項など
- 点滴前には必ず、G6PD活性の測定を行います。G6PD欠損症では貧血になる可能性がありますので、点滴はできません。ただ、日本人には欠損症はまれといわれています。
- 点滴は基本的に25gあるいは30gを300〜350mlにとかして行います。点滴時間は45〜60分です。ビタミンCの血中濃度が充分に上がらない場合や、効果を増強したい時は、50〜60g(600〜700ml)にして点滴します。点滴時間は90〜120分です。
- 点滴終了時に採血し、ビタミンC、カルシウムを測定します。
(最初の数回は毎回、その後は月1回) - 点滴中はのどが渇きますので、自由に飲水して下さい。
- 透析されている方、腎不全、心不全、浮腫などのある方、また、脱水時、熱発時などには点滴はできません。
- 美容目的、免疫力の改善、疲労回復の場合は、週1〜2回、合計10〜15回の点滴回数が基本です。
- 点滴を受けた日は、多量の飲酒、長時間の入浴、激しい運動はさけて下さい。食事には制限はありません。
- 簡易血糖測定では、見かけ上の高血糖になりますので、自己血糖測定中の方は、あらかじめ申し出て下さい。簡易血糖測定は、点滴後12時間以上経過してから行って下さい。
- 点滴中に刺入部位、あるいは周囲の痛みを覚えることがあります。温めたり、ゆっくり点滴することで通常はおさまります。
- 低血糖が起こることがまれにあります。ビタミンCとブドウ糖の化学構造が似ているため、ビタミンCを誤ってブドウ糖と認識し、インスリンが過剰に出ることによります。点滴開始15分以内におこりやすく、ブドウ糖を飲むことで症状は消失します。空腹時の点滴はさけるようにしましょう。
- 吐き気・頭病が時々みられることがあります。点滴速度をゆっくりすることで通常は消失します。
- 眠気・ボッーとすることがあります。ビタミンCの抗ヒスタミン作用によるものと考えられています。一時的なもので心配はありません。
- 尿管結石・低Ca血症がまれに報告されています。通常は問題ありません。
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